地方創生の大ベテランイタリアに学ぶ
めちゃなが連休ですね。イタリアに来ています。いまはローマですが、今回は南イタリアの田舎のほう、シチリアとかが中心です。
私自身は割とその日暮らし傾向が強くて、締め切りとかも超追い込まれないとだめなほうなのですが、優秀な妻が半年以上前に航空券を手配しており、イタリア往復のチケットが1人10万円以下でした。今調べたら30万はするそうです。もうそりゃ頭が上がらないですね。神か。
イタリアがここ数年気になって調べていたのですが、イタリアの歴史を超々ざっくりいうと、天下を2回とってるわけですね。一度は文句なくローマ帝国の時代。2回目は政治的軍事的にはまあどうかというところですが文化的にはルネサンス時代。いずれも地中海が世界経済の中心になっていたからこその頂点なわけですが、でもその後は世界の中心が大西洋側に移ってしまい鳴かず飛ばず、というところなのかと思います。ローマ時代に天下とって、ちゃんとキリスト教もとりこんで法王庁もあったからこそのイノベーションのジレンマを2000年間地でいっているというか。
第二次世界大戦でヒトラーにそそのかされて参戦し、一瞬3度めの天下取りの夢をみたものの、うまくいかず、大戦後はヨーロッパのお荷物に、、、ということなのかと。
もちろん文化的な蓄積があり存在感はすごいわけですが、経済的には破綻または破綻寸前をいったりきたりしていて、地方経済でいうと日本が地方創生とか言い出す数十年前から
「もうとりあえず中央政府に頼らず自分たちで地方創生するしかない状態」に陥っていたわけで、日本とは年季が違う感じです。たぶん必死過ぎて地方創生とかいってないし。
という状況の中で地域地域のライフスタイル重視の文化がいやおうなく根付いていて、いくつかは功を奏しているのかな、とこの本を読んで思いました。
スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 (光文社新書)
- 作者: 島村菜津
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 新書
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富山にオープンしたお宿なのですが、街全体でファシリティを確保する分散型の宿泊施設はアルベルゴディフューゾといってイタリアが発祥です。
今回はここらへんをお勉強してきたいと思います。
ちゃ、ちゃお(恥)。