都市空間政策概論第3(都市情報の分析I)
都市空間政策概論第3(都市情報の分析I)
浅見泰司先生。超大御所、らしい。
今日は「データをどうやって入手するか」の回。
調査をどうやってやるか。
公的な情報に加えて、アンケート調査の方法など。
10月6日は分析の基礎、ということで基礎的な方法。
さらに次は政策の評価。
参考書。学部生向けの講義を起こしたもの。
http://amzn.to/2dgwQtK
数式は演繹も含めてちゃんと書いてあるので
学習に適しています。
●都市の状況について調べたい
既存のもの
・統計情報・・国勢調査、住宅・土地統計調査など
・地図情報・・地形図、施設配置図、土地利用図など
・書誌情報・・古文書、調査報告書など
・ウェブ・・簡易だが信頼性に注意が必要
・調査資料・・他人が行ったアンケート調査など
自分で調べる
・本当に自分が調べる・・アンケート、ヒアリング、観察調査など
・人に調べてもらう・・・調査代行業
・都市計画基礎調査
結構使える!研究のために使うのは目的外使用なのでなかなか許可が出ないが、
当学科は東京都と連携しているので許可が出る。指導教員に言ってね。
・東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)
当学科なら共同研究として申請して、様々なGISデータを取得できる
・面接調査 聞きやすい人に聴く、っていうのはだめだよ。
●調査票のデザインのために推奨する作業
(かがた:いまさらだけど、改めて超大事だな!!)
・既存研究をレビューして、既知の事実(複数の研究で確認されている)
未知のこと(調べても確認できない)
事実かどうか疑わしいこと(研究によって結果が異なる)などを整理する。
・想定される因果関係のパス図を作成し、既知・未知・疑問のパスがどれかを
整理する。
*想定される因果関係を矢印と符合で表す。
時に、複合効果もありえるので、それも描く。
*パス図に表示するものはアンケート項目になりうるものだと
使いやすい。
・どの部分を調査票で尋ねるかを決める。
・他の影響をコントロールする(影響を取り除く)ために、
影響項目を固定するか、あるいはコントロールをするための
情報を得るための質問を考える
・効果的な質問方法を考える
●問題構造の把握手法・・・KJ法
●サンプルの取得方法
・サンプリング大変です。。
・多段階抽出法(対象地区→対象など)
・層別抽出法
●集計方法
・尺度の選択・・測定されたものに数値を割り当てること
名義尺度、順序尺度、間隔尺度(差が意味。温度など)、比率尺度
ちなみに、、レポートの課題はこちら。なんのテーマでやろうかな。