いったりきたり日記

最近移動も多く、ものわすれもひどいのであったこと感じたことを忘れないようになるべくまめに書きたいと思いますが、そううまくは続かないと思います。

ビジネスパーソン向けa-con紹介記事

NPOのコミュニケーション課題を解決するa-con。
ずっと取り組んでいるのですが、
最近ほんとにいいメンバーが集まって仕組みづくりが進み、
NPOに対して本質的な成果を出せるようになって来ています。
参加しているメンバーが「ボランティア」とかではなく
「キャリアづくりに役にたった」とコメントしてくれているのも
うれしい。
社会貢献、ということもさることながら、
なにより自分のスキルアップにつながるっていうところが
ポイントなんですよね。

最近のa-conの取材記事がでました。
ぜひご覧ください。

fledge.jp

で、興味持ってくださったら
12/11は大学生と社会人がプロボノテーマでつながる
クリスマスイベントがありますし、

12/17は
興味がある方向けの説明会をやります。

来年、なんかやりたいなー、と思っている方、
ぜひどうぞ。企業・個人に説明に伺う、
とかでもぜんぜんやれますよ。ほんと面白いから
ちゃんと広げていきたいんです。

http://a-conweb.net

日経BPテクノロジーロードマップ

日経BP社が数年に1回刊行している
「テクノロジーロードマップ」という
未来予測図鑑的なものがあるのですが
そのマーケティング編のカスタマーエクスペリエンスの部分を
書かせていただきました。

2016年12月26日発行
価格は、「さんじゅうまんえん」だそうですっ。
年末年始の読書の1冊にぜひ、、、
って、買えるか!!!

会社の経営企画系とか事業開発系の部署とかでは
毎回買って置いているところも多いみたいです。
執筆依頼を受けてからうちの会社でも探してみたのですが、
ああ、たしかにあった。
色んな分野の未来予測的なものでは一番力が入ってる本みたいなので
もし棚に置いてあるのをご覧になった方がいたらぜひご連絡ください。

今回執筆にあたって20年くらい前の未来予測系の本とか色々読んでみました。

未来予測って結構難しい感じがするけど、テクノロジに関していうと
意外とちゃんと当たるんですよね。あと人口の増減とかそういうのも
だいたい当たってる。

だけどその中でどんなプレイヤーがどんな風にテクノロジ活用するか、というのは
あんまりわからないし、だから面白いんだろうな、というのが感想です。

未来予測=うさんくさい、みたいなイメージを持っている人が多いと思いますが、
どのあたりは割と予測できて、どの辺がぜんぜんわかんない、という
勘所を押さえるだけでも意味はあるのかなあ、と思います。

今年は、10年くらい先の未来を想像して新しい事業を考える、
というプロジェクトを色んな業界の方とやることができ、発見に満ちた濃い1年でした。
来年もいいプロジェクトができればいいなあ、と
思いますので、何かご一緒できそうな方、ぜひお声がけください。

www.nikkeibpm.co.jp

12/18、有楽町で富山県への移住イベント!

このイベントの力入ってるポイントは

富山から色んな会社の社員や人事の人がわざわざ来て
くれて、リアルな話を聞かせてくれる「しごとカフェ」って
のがあるところです。

色々リアルに考えたい人には
またとないチャンスになってますし、
別に富山に興味なくても、東京から離れてくらすって
条件的にはどんな感じになるんだろう、
ってことがイメージできるのではないかなー、と思います。
なんとなく移住のためのイベントって
自治体の方がふわっとした話をする、という
ことが多いですからね。
いずれにせよ、具体的なことに
越したことはない、と。

ウェブは

toyama-jobsoudan.com

*「仕事カフェ」は少人数制なので予約必要です
*他のコーナーは当日ぶらり、でも大丈夫です

東京から富山に転職した人のインタビューも
今後色んなメディアにのっけていきます。
1人目は元デザイナーで今は富山で製菓会社にいる方。

jimococo.mag2.com

来てくれた人には、、もれなく富山の名産品を
プレゼント!!みたいなことはないのですが、、
(だって、それよりもちゃんと話せる人を連れてきたほうが
いいよね?」

うーん、なんか加形がしろえびせんべいとか買っておきます!

 

茨城県北芸術祭もよかったが景色も最高

茨城県北芸術祭に行ってきました。

https://kenpoku-art.jp/

いやー、北茨城、遠いっすね!

日立市、近辺の自治体に芸術作品が点在していますが、

東京からクルマで常磐道を延々北上し、

軽く3時間はかかります。隣町はもう福島県

遠い!遠いだけに、県外からの集客に苦戦している、との噂も聞きましたが、

はるばる行った甲斐があるいい1日が過ごせる催しだなあ。と実感しました。

 

まず向かったのは御岩神社。

茨城県でもっとも由緒ある神社、とのこと。

 

駐車場を降りてのんびりと歩いてむかいます↓

 

水戸徳川家が篤く保護してきた神域↓

 

紅葉も見ごろでした↓

 

境内をしばらく進むと芸術祭の作品の表示が。

 

数十メートルはあろうかという杉の木立に設置された森山茜さんの作品。

神社そのものも素晴らしいですが、作品があることで自然の美しさをより楽しめた気がします。

 

次はご存知、チームラボの作品を観に北茨城市の五浦美術館へ。

太平洋を望む立地。もう景色だけでおなか一杯のすばらしさ。

 

チームラボの作品も良かったです。

都心だと狭いスペースの展示を大行列でみる、みたいなことになりがちですが、

スペースを広々と使える分、チームラボの実現力がさく裂してる感じ。

ネタばらしするのもあれなので詳細はぜひ現地で。

 

 

夕方までに東京に戻らなくてはならなかったので、

日立駅でレンタカーを返して、電車で東京に戻りました。

新しい車両の特急は非常に快適で、東京まで2時間弱。

 

日立駅構内にある美しいカフェも絶対立ち寄りたい感じです↓

 

今回は出張帰りにちょっと寄っただけなので移動も含めて

全部で4-5時間しか滞在できず、訪問できたのはたったの2か所だけでした。

ほんとは30か所くらいにアート作品が点在しています。

残念。

アート作品ももちろんですが、秋の北茨城、

すっきりとした太平洋岸と紅葉が素晴らしかった。

茨城とは比べられがちな千葉っ子の私は茨城に塩を送るのはためらわれるのですが、、

関東随一の眺めといってもいいのでは!

ぜひ1泊2日くらいで行ってじっくり回りたいなあ、と思いました。

今年はもうすぐ終わりみたいですが、またやってくれないかな。

エッセンシャルオイルのエッセンシャルぶりにびっくりの工場見学

上市町にはエッセンシャルオイル(アロマオイル)を
つくっている工場があります。

世界中日本中駆け回っている、アロマ好きのJTBの方が
「ここの製品はほんとにすばらしくて世界で売れる!!
 もっと広がってほしいなあ」と太鼓判を押す品質。

私も家で愛用しているので以前から見学したいと
思っていたところ、ご好意で見学させていただけることに。


森林組合の敷地の一角を工場に改造しています。

建物の中は近辺から集められたさまざまな木がいっぱい。


事業責任者の坂本さん。

大学は化学専攻で今の仕事の素養になっているものの、
この仕事を始める前は東京で芸能事務所にいたとのこと。
東京の芸能界から富山で木に囲まれた生活。
空気の清々しさが、さぞかし、違うでしょうね。
僭越ながら、なんか、よかったですね。。

 

こちらは試験用の蒸留器。

いろんな木をこちらで試験的に蒸留、精製して
新商品をつくるんだそうです。

んでもってこちらが本番用。


木を間伐して、細かくして、丸1日蒸留して
ほんの上澄みだけ、ようやく10mlくらいのオイルが
できるんだそうです。
これは、、手が込んでるし、ほんとに木の成分をそのまんま
抽出してるんですね。


以前買ったものは「ひのき」で、まだ使い切っていなかったのですが
今回、せっかく見学させていただいたので、
我慢できず、「クロモジ」を現地で買ってしまいました。

1瓶4500円。
薄めてスプレーにしたり、アロマポットで使ったり、
お風呂に何滴かたらしたり、色々使っても2か月くらいは持つそうです。
オールナチュラルでこれだけの手間がかかっていることを考えると、
大変お得だと感じました。

 

 

その後も、エッセンシャルオイル
エタノール、精製水を調合して、衣類や寝具などに
気軽につかえるフレグランススプレーをつくったり、

抽出が終わった後の木の枝をつかった足温浴をさせてもらったり、

 

木の恵みを満喫したひとときでした。

なんか胸がすっとした気がする。。

 

通販ウェブサイトは

純国産品の精油・エッセンシャルオイルの通販サイト|aroma-select

 

アンテナショップ「日本橋とやま館[富山県 首都圏情報発信拠点]」でも

扱っていますよー。

上市町の工場見学も随時にやっていただけそうです。

工場見学のご案内 | 純国産の精油・エッセンシャルオイルを扱う通販サイト【AROMA SELECT】

 

 

 

小美玉の農畜産物を指名買い!させるプロジェクト

茨城県小美玉市

霞ヶ浦のほとりにあるまちです。

 

のどかな田園地帯。

 

 

 

小美玉のたまごを使った「小美玉プリン」。結構有名です。

 

 

 

 

 


れんこん、豚肉、乳製品、たまご、
それぞれがポテンシャルを秘めた農畜産物を
どのように価値化し、指名買いしてもらうところまで
もっていくかのプロジェクトが始まりました。

今日は生産者、農協、産品を使ったレストランの経営者、自治体の
みなさんが一緒になってマーケティング進める手法としての
エクスペリエンスデザインを実践するスクールを開講しました。

参加者はなんと50名近く!

f:id:kagayataku:20161012214231j:plain

開講の数日前になって参加者が倍近くに増えたりして
内容を全部見直したり、夜の7時から10時近くまでの
時間ぶっ通しでの実施、などなど
なかなか厳しい環境で不安でしかたなかったのですが、
始まってみると参加者の方の熱気に助けられて、
いいスタートが切れた気がします。

f:id:kagayataku:20161012210655j:plain

 

50人も集まるとなんとなくみんな「受け身」に
なってしまって、議論もあいまいになってしまいがちですが、
小美玉の方たちのエネルギー半端ない。
今回のプロジェクトを機に大きな戦略ができれば、
実施のためのエネルギーは十分だと思いました。
成果が出そうでわくわくします。

また、生活者の心の動きを1つ1つ丁寧に追って、
体験の鎖をつくっていくエクスペリエンスデザインの手法は、
農畜産物のマーケティングにも有効そうだな、と
実感できた1日目でした。
2日目からはコンセプトをつくり、調査をする、
という、これまではマーケティングの専門家に閉じられていた
領域をオープンにしていきたいと考えています。

近日詳しいレポートもできますのでまた共有したいと思います。

大好物のレンコンもお土産にいただいちゃいました。

f:id:kagayataku:20161013000850j:plain

 

でも現物はちゃんとかばんに入ってるので、

いただくの楽しみです!

 

追記  レンコンの写真はなくしたけど

生産者の方直伝のレシピをいただきました!


f:id:kagayataku:20161012231411j:image

まち大講義メモ:都市地域計画論2

都市計画の大学院。2週目に入りました。

大方潤一郎先生。

先週はドイツとイギリスの都市計画。
ほんとは先週のうちに終わらす予定だったけど、
今日はアメリカ合衆国の都市計画。

ネイティブアメリカンのところに
ヨーロッパからの植民。
本来誰のものでもなかった土地をいったん
国有地にして、その土地を
市民(国民)に払い下げていった。

昔からの農地、昔からの縄張り、
みたいなことがない、のが特徴。

問題は土地をどのように市民に渡していくか、
それには測量、土地割をして、
入札を行って市民に渡していく。
基礎をつくったのが3代目大統領トマスジェファーソンです。

土地を払い下げるので道路をつくる原資にも困らない。

チェーン、とかロッドのような器具を使って、
そのままそれを単位としながら土地を測量していった。

今でもチェーンを自作して測量を楽しむ趣味の会が
あるらしいよ。

ニューヨークうんちく。
オランダ人がつくった町。
最初はマンハッタン島のさきっぽに
城壁をつくって小さな町をつくった。
ブロードウェイは昔からの尾根沿いの街道。
戦争の危険が去ると城壁を壊して
そこにまた道をつくった。
これがウォールストリート。

基本的は町割りがやりやすかった。
ところが1920年代以降、モータリゼーションが進むと
住むところの制約がなくなるので
郊外の乱開発が問題になる。

フレデリック・ロー・オルムステッド氏。
最初のランドスケープアーキテクト。
オーガニック(もともとの自然の)地形を活かした
土地割。

パークシステム。
ー19世紀後半から20世紀初頭にかけて,
アメリカのカンザスシティミネアポリス
シカゴ,ボストン,クリーブランドなどで
展開した公園配置の理想とされる計画思想。
基本的な考えは,個々の公園は単独で散在するより,
連結して系統化されているほうが効果的というもの。

都市計画の進化。
ニューヨークにはビルの形状で特徴を出していこう、
という意思があった。
→タワー特例。

アメリカでは1900年代まで土地の登記制度がなかった!
払下げが行われたあとは個人間の取引。
自治体ではどこが誰の土地かわからない。

近隣住区論(Neighbourhood Unit)
モータリゼーションの結果の郊外一戸建て型住宅。
子供の交通事故が問題に。
歩ける距離(1キロ四方くらい)の範囲で
ひとそろいがそろった小学校区のユニットをつくる。
1ユニット5000人くらい。
ただし、5000人では商店の商圏としては不足なので、
ユニットを4つ合わせて、それぞれの端にあたる場所に
ショッピングセンターをつくる。

1970年以降のニューヨーク。
不景気、財政難で治安悪化、魅力低下のスパイラル。
人を呼び戻すために、
高層ビルに店舗設置、居住階設置で容積ボーナス。
→典型がトランプタワー。

今度は日照の問題なども出てきた。
ボーナスに頼らず、アーバンデザインできないか。
→ミッドタウンゾーニング
ゾーニングといいながら細かな規制を設けている。
例えば、5番街は1階は必ず店舗にしろ、とか
店舗にしないにしても窓が透明なフロアにしろ、とか。

とにかく活気のある街並みをつくる、ということに
シフトする。

(日本でもまだまだ誤解している人が多いので困るが)
その一環の中でやったのが
高層ビルの斜線制限をなくすなど。
*実は規制強化。

ニューヨークのトランプタワーには
1997年以降、ミスUSA、ミス・ティーンUSA、ミス・ユニバース優勝者が共同生活することになっている、ということ。
とか。

●こっからフランス。

フランスの基礎自治体=コミューン。
数千人規模と小さい。ここが専決権を持つ。
居住環境の維持のためにはいいが、
1990年代の高齢化→郊外移住の波、
グローバルなショッピングセンター進出の波。
小さい自治体が過当な誘致合戦を行った。
→広域計画の必要。
EU全体がそのような趨勢で体制が変わりつつある。

欧米の話はそんなところです。